今回は愛媛県内子町五十崎(いかざき)で作られるギルディング和紙をご紹介いたします。
この地では、平安時代にはすでに紙漉きが行われていたそうです。
この地で漉かれる和紙は大洲和紙(おおずわし)と呼ばれ、主に書道用紙、障子紙、表装用和紙などが漉かれてきました。
この大州和紙に、ギルディングという箔加工を施し「ギルディング和紙」は誕生しました。
ギルディングとは、欧州に伝わる金属箔装飾のことで、古くは額縁の装飾技術として発展し、紙や木材、布などの上にデザインを施す手法のことです。
金属の酸化と腐食性の特徴を活かして、美しい色合いを表現します。
漉き上がった和紙に糊を置き、その上に金属箔をふわりと置き、刷毛でなでるように広げると、糊を置いた部分の模様が美しく浮かび上がってきます。
当店ではこのギルディング和紙を入荷いたしております。
一枚漉き和紙は、このまま額に入れて飾っても素敵ですね。
葉書はポストカードとしてはもちろん、封筒に入れてグリーティングカードとしてもお使いいただけます。
また、これからの季節、クリスマスカードにもおすすめです。
和紙もギルディングも、一枚一枚心を込めて手づくりされた逸品です。
ただ今店内にはギルディング和紙を展示いたしております。
ぜひ当店でギルディング和紙の世界をお楽しみください。
みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。